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2011年12月

2011年12月16日 (金)

往診は究極の医療だ!!

Cimg010002往診のだいご味はこの瞬間だ!!

この笑顔、思わず出たガッツポーズとオーケーサイン。入れ歯が入る前には決して見せな

かった嬉しそうな表情に私たちも生きるエネルギーをもらったような気がする。

今日はお刺身を買ってきたという奥さんもうれしそうだ。この時ばかりは疲れも吹き飛ぶ。

往診をしていて本当に良かったとつくづく思う。そしてこれが私の生きる道なんだと思う。

食べる喜びを患者さんと分かち合える日々を大切にしたいと心の底から感じた。

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2011年12月13日 (火)

暮れの散策と思考

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私は戦後から私が生まれた時代を挟んで10年くらいの風景が好きだ。当時建てられた家や施設、それを取り巻く環境を何とか後世に伝えたいと思うが、どんどん失われていく。

もちろん景観保護地域でもなければ、新しい街に変わっていくのは仕方がない。
我が国はヨーロッパのように石の文化でもないし、風水害や地震が多い、高温多湿、森林国といった事情と、独特の輪廻思想のためか、過去に執着しない。

だが、少なくとも私の好きな街の家はとてもよくできている。一言でいえば、自然と共存してつつましやかに建てられている。かつて「ウサギ小屋」と称されようともそれなりに威風堂々と日本のサイズに合っていて、それなりにエコである。たとえばうちの近所に残った最後の当時の県営住宅のこの家には井戸がある。
つまり水道代はかからなかったわけだ。それにまきの風呂場とかまどの煙突がある。廃材と石炭を燃やして熱源にしていたと思われる。

そして風の通りやすいたたずまいは、夏の猛暑から家人を守ってくれたであろう。

もちろん手間暇かかっての生活で、今の便利、快適の基準からは大きく逸脱しているかも

しれないがそれは今が間違っているのであって、少なくとも自然と共存していくという思想が伺われる。ともすると今の住居は自然、つまり外界と隔てた(それは他人との交流さえ否定することになっているのだが・・・)作りになっている。鉄筋コンクリートで耐震構造だとか、有害物質やハウスシックたっぷりの建材{断熱材}で作られた家は、言ってみればダイエットを決意したお姉さんが、家事も掃除も草むしりも、町内会の大掃除にも参加することなく、高い月謝を払って都会のフィットネスクラブでマシンを駆使して、やせようとしているのと似ている。

こちらは効果があればまだ救われるが、最新設備の家は多くのエネルギーを使い、たくさんの自然を犠牲にして、しかも有害物質をまき散らすといったことのうえで得られた便利、快適、安全なのだ。しかも人は一度手にした便利を手放そうとはしない。後戻りできない罪深い存在なのだ。震災はこのことをもう一度考え直せという神のメッセージなのではないかとさえ思う。そんなことを考えた今日の散歩だった。

さて前回のブログにコメントを寄せてくれた方の文中に出てきた詩は私もよく知っていて大好きな詩だ。私がこの詩に出会ったのは曽野綾子さんの「老いの才覚」という本の最後に出ていたことによる。だが彼女によると出典はアデマール・デ・パロスというブラジルの詩人の詩ということになっている。(原題:神われらと共に)

それはともかく一度ゆっくり読んでみてください。

2011年12月11日 (日)

12月、往診、プロの料理人、そして皆既月食

P101002711もう12月だ。
この一年公私にわたり、本当に色々なことがあった。まさに変革の年だった。
この不安定な状況の中、自分を取り戻し、心に安らぎと希望を与えてくれるのはやはり友と
自然だ。それぞれの道を淡々と生き、時には熱く語り、時には冷静に諭してくれる。
彼らにも私と同じように激動の時があったはずだ。だが、その苦労をこれっぽっちも見せず、年を重ね人生という舞台で少なくとも今は、ダンディーな男優を演じている。

特にこのレジェンドのマスターはまさに職人芸というべき料理の達人で、いつも感動している。料理の内容もそうだが、仕事の段取り、雰囲気、いつも変わらないその仕事ぶりに安心感を覚える。

私もぜひ見習いたい。最近思うことはやはり医療の究極は往診にたどり着くということだ。
詳しくは次回にゆだねるが、人生の悲喜こもごもを垣間見る、往診という仕事は自己満と
思われるかもしれないが、患者さんからとても元気を頂ける、働き甲斐のあるものだ。

往診の拡充を図るため、電気自動車を導入した。自分を車を持つのは15年ぶりくらいだが、やはりどこでも行ける道具は視野を広げる。何かあると海を見に走らせて心の洗濯を
する。往診のためというのは口実で今のところ、自分の心の治療に使っているというのが
正直なところだ。

寄せては引く海の波もそうだが、ドタキャンも中止もなく必ず敢行される天体ショーという自然の摂理もまた、癒しと安心を与えてくれる。太古の昔から誰に邪魔されることなく行われてきたこの現象に継続することの価値観を再認識させられる。昨日はそんなことを思いながら、皆既月食を観測した。次回はどんな思いで眺めているんだろう?(生きてるかな?)
今日、大震災から9か月目を迎えた。

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